2022年11月12日
令和4年、最後のイベントは黒留袖姿での参戦となりました!
場所は東京の神楽坂。
都内にお住まいでない方も聞いたことがある地名なのでは?
神楽坂は、門前町や花街として発展した長い歴史があり、現在はリトル・パリと呼ばれるほど日仏の交流も深く、様々な表情を見せる『古くて新い』街です。
この街にある一軒家のレンタルスペース『香音里』さんに この日集まったのは・・・
イベント名の通り“黒留袖”姿の沢山の皆さんです!
黒留袖は、作り手の技術がふんだんに盛り込まれた美しい着物なのに、格式が高くて着用の機会があまりありません。
誰に制限されるわけでもなく、思い思いの自己流・黒留コーデで集まっちゃおう!と、結着会・椿さんが企画してくださいました。
我々る壺は2階にあるマルシェスペースにて新作販売会と称して参加したのですが・・・
着ちゃうよね、黒留。袖、通しちゃうよねもちろん!
そして、せっかくなので新作を発表したいと考えた末に制作したのは『レザー×アフリカ布』です!
黒×黒で格好良くコーデしつつ、ちらっと見えるアフリカンバティックの独特なデザインがポイントです。
名古屋帯だけでなく、半幅帯も準備しました。
現在は更なる新作も追加してネット通販もしくはキモノ葉月大塚さんで取り扱い中なのでもし良ければご覧くださいませ♪
皆さんの前で新商品について案内するタイミングがあったのですが、身振り手振りで説明する人と、静観する人。
この役割分担はローテションします。3人組はそんな感じでバランスがとれています。
ちなみに、お気付きの方もいらっしゃると思いますが
今回は皆が狐さんのお面を着用しています。
黒留会のイベント会場に到着すると「お好きなものをお選びくださ〜い」と、それぞれ異なるペイントのお面が準備されていました‼︎
やいの、やいの言いながら選んだ好きな狐さんをお供に、このエリアの氏神さん赤城神社で写真撮影です。
道ゆく人に、何の何が?!と不思議がられておりましたが、我々は至って真面目に着物を楽しんでいるだけでございます。
皆さんとパチリ。写真に入りきらないくらい神社は黒留袖ガールだらけでした。
今回ばかりは、る壺も清楚をイメージして全身写真を撮影しております。
だって、普段は着られない黒留なんだもの♡
ちなみに、黒留会だけあってもう圧巻&眼福の1日でした!
皆さんの黒留コーデポイントを伺う時は、着物好きだらけの来場者さん達が、席に座っていられず、ザワザワと立ち上がる事もしばしば。
「来る途中に着物警察にあって…」なんて旧石器時代みたいな話を聞けば「なんだと!まだそんな人がいるの?!自由でいいじゃないか!」と、黒留集団のヤジが飛びます(笑)
誰もが着物好きの空間で、いつもは肩身の狭いジャンルの仲間が伸び伸びと楽しんでいました。
このイベントに限った事ではないのですが「初めて」の方や「着崩れたから、直して欲しい」な方には全員が喜んでお節介をします。
お着物に興味があるけどハードルが高くて…と思ってる方が、もしこのサイトを見ていらしたらご安心ください!着物民はウェルカムです★
もちろん着物好きの男性もいらしてましたよ♪
そして、何を隠そう今回のイベントカメラマンさんが、男性の方でした!!
ゆにおんマスクさん
カメラマンさん
沢山の写真、ありがとうございました!
メンズアレンジした黒留に、大きなカメラを抱えながら本日の為に新調したそうなレスラーマスク姿。ワイルドな装いの中身は、めちゃくちゃ優しい方でした★
アメジャンにファイヤーパターンとか、着物街道まっしぐらに燃えるぞってことかしら?
る壺中2人がバイク乗りなので、そそります。
そして、今回のめちゃくちゃ楽しいイベントを開催してくださったのが、結着会・椿さんです!!
結着会(けっきかい)椿さん
主催さん
着物を着た人が集い、ご縁に結ばれるような会…なんて素敵ネーミングでしょう。
ロゴの旗を振る姿がキュート過ぎ!!!
手取り足取りフォローして頂き本当にお世話になりました、ありがとうございました。
作家の皆さん、椿さん主催のイベント、いいぞ!
今回はお声がけ頂き有難う御座いました♪
また宜しくお願い致します。
マルシェでご一緒した皆さんも、それぞれ個性的な装い&素敵なアイテムが勢ぞろいでした★
つまみ細工 小田彦さん
もう、注目の的!湯婆婆スタイル!
朝に剃ったらしい眉毛に、バッチリ決まったヘア、唐獅子の黒留が似合い過ぎて完璧でした!
三重つまみ細工の元祖で、細かく丁寧な作品を取り扱いつつ、ウザ彦ちゃんに、豆にょろと秀逸なネーミングセンスの商品が光ります。
まさに“伝統に敬意を払ったアヴァンギャルド”
おしゃべりお付き合い頂き有難う御座いました!
琥珀のゆめ☆螢石のうつつ
髪に留めてある、光る提灯のカンザシ。なにそれ、めちゃくちゃクール!
そして取り扱いのアイテムは「え、どうやって製作したの?」な、細かくて立体感のあるイキモノ達の帯留が所狭しと並んでいました!
1個づつ、じっくり解説されたいストーリー込みでこちらもまたクールでした。
その器用な指先、尊敬です。
花夜モダンさん
ねこちゃん…みんな表情や毛並みが違って、こう上目遣いな感じがたまりません!
る壺も2人が猫さんに仕えておりますので、ドツボでした。
着物の国、京都からお越しなだけあって黒留のフォーマルでない外し方も粋で素敵でした!
後半にのぞいたら、狙っていた可愛子ちゃんは既にお嫁に出た後…作家ものや着物は一期一会を大切にと肝に銘じたのでありました。
またお会いできる日を楽しみしております。
海猫堂さん
マルシェが盛況で、お席が離れていた事もありじっくりお邪魔できなかったことが悔やまれますっっ
でも美人な海猫堂さんの雰囲気にぴったりな、可憐でいじらしい程に愛らしいアイテム、人混みをかき分けて見てましたよ!
そして見え隠れする格好良さや、奥が深そうな雰囲気、気になる…
次回はゆっくり宜しくお願いします!
2階が我々マルシェの会場だったのですが、常に黒留姿のお客様が。
装いを近くで拝見したい私達と作品を見て頂きたい私達がせめぎ合う、楽しくも忙しくもある充実した1日となりました。マルシェ会場ごった返しております。
ご来店くださった皆様、本当に有難う御座いました!!!
こんなに多くの方がいらっしゃるのに、同じ黒留袖は1着もありません。
それぞれに作家さんがいらしたり、ご家族との大切な思い出が詰まっていたりと、全てが輝いて見えました。
一部をチラッとご紹介します。
本当は他にも沢山の素敵なスタイル写真があるのですが、もう多過ぎてこのサイトがパンクしそうなのでご勘弁を!
SNSなどで皆さんがアップしている写真を探してみてください。
なお、る壺の黒留はこちら↓履物がスニーカーだったので、隠しているポーズです。。
皆さんの髪型も夜会巻や、手の込んだスタイルまで本当に幅広かったです。
今回は写真が大量でしたが
最後に、いつも通りふざけたり疲れちゃってダラっとしている、着物でも自由な我々る壺の写真をお届けして、長くなってしまったイベントレポートを終わりにしようと思います。
イベントを企画・運営してくださった皆様、カメラマン様、お越しくださった皆様、出店者の皆様、ありがとうございました。
世の中が大きく変わり数年立ちましたが、我々も含め皆様の着物愛が健在であることを感じることができた、素敵なイベントでした。
またお会いできる日に向かって歩き続け、美味しいご飯屋さんも探し続ける、る壺(ルツボ)で御座いました★
改めまして、皆様ありがとうございましたーーー!!!
(結局、足元のスニカー見えてるやんけ)